茅の輪(ちのわ)守りを門口に

その昔、大蛇退治で親しまれる

スサノヲノ命(みこと)が

諸国巡幸の途中、

『蘇民将来(そみんしょうらい)』

という極貧の民家で真心こめた待遇を

受けられたことに非常に悦ばれ、

「今後もし悪病が流行した時には

”ちがや“で作った輪を腰に着けよ。

どんな悪病でも免れるであろう」

と、悪病退散の秘法を御授けになられました。

ちょうどその年全国に悪病が大流行して

大方の者が病死したにもかかわらず

蘇民将来の家族は誰一人病にかかることなく

元気に生きながらえることができた、

という故事から

『茅の輪くぐりの神事』が始まりました。

当社では『茅の輪守り』として

社務所で授与しております。

どうぞお受けになられまして

禍(わざわい)がもたらされぬ様、

お祈り致しております。